出張田園生活 : 茨城

2014年5月31日 (土)

近郊の名もなき農村

去年痛めた膝が治らず、ゴルフコンペに出られないと思ったとき、どうしようかなー。。と思ったけれど。
そう言えばいつもゴルフに行くたび、ゴルフ場周辺の農村風景がとても気になっていたんだよなと思い、幹事としてだけでも参加しようと決めた。

朝の集合と手配の確認のあと、ぶらぶらと散歩に出る。


畑を始めてからというもの、車窓からの風景でもいつも人様の畑の様子が気になる。
ここも獣害があるのかなあとか、
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透き間植えしたほうれん草がやたら元気じゃんとか

玉ねぎ、来年はチャレンジしてみようかなーとか、
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かぼちゃの敷き藁のしたに黒マルチしてる理由は何かなとか。
アブラムシが一匹もいない蚕豆に、絶対農薬相当撒いてるよね とか。
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伊勢原の畑でももう、蚕豆と言えばすごい虫ったかりで、お隣の畑の人は諦めてました。

道端には花。
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何気ない道端の景色がとてもよい。
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しばらく歩いていくと、ぱあっと水田の風景が広がった。
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あー、気持ちいい。
水田に注がれる水音と鳥の鳴き声しかしない。

横には切り倒された大木。放置されてそのまま。草が生えて土へ帰ろうとしている。
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勿体無いねー。木を主要燃料としていた江戸時代末期、日本の山は禿山状態で、まさにエネルギークライシスだった。その頃の人が見たら、ガソリンたんまり道端に放棄と一緒だ。

田んぼのなかには小さな社があった。
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Google mapで見たら厳島神社って言うそうだ。この集落、もしかして平家と関係あったりして。ふふふ。

トラックを止めて、農作業の一休みをしているおじさん二人がずーっと私のことを見ている。よそもんがうろうろする場所じゃないもんね。珍しいんでしょう。

たんぽぽがいっぱいあったので、子供の頃みたいにふーっと吹いてみた。
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幼稚園児だった頃の自分と今の自分が重なって見える。

緩やかな坂道を上がるとそこに集落があった。霞ヶ浦に程近いここらでは、洪水とか避けて高いところに集落を作ったんだろうな。
驚いたことに、すごく古い家が大切に守られている。
立派な長屋門の家
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茅葺屋根の家もあった。
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柿の木の下に腰を下ろして一休み。今日はすごく暑い。
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柿の下には茶の木。新芽一枝二葉を頂き口に含むとお茶の香りと苦味が口に広がる。
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むこうからとことこと猫がやってきた。
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声をかけたけどふられちゃった。なんだかいそがしそう。
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おばさんと遊んでほしいんだけどなー。。

猫には振られたけれど、農作業帰りのおばさんたちは皆、「こんにちは~。」と声をかけていく。やさしい人たち。手入れされた野山と家々。皆さんがこの集落を大切にしているのが伝わってくる。

小さな収穫も。
そこここに桑の木があり、ちょうど桑の実の季節。ちょいちょいつまんで歩き、
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落ちていた梅の実を拾った。ぬか漬けに入れると風味がよいんだよね。

路地かと思い入ってみると、そこはゴルフ場。Tグラウンドの後ろだったので大丈夫。
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念のため大きな木の後ろに座って涼しい風を感じながらしばらく本を読んだ。

イギリスのような美しい田園を模して作られたゴルフ場。
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私も若いころはそんな田園風景に憧れてイギリスを何度か旅したものであるが。

ガイドブックにも載っていないただの普通の農村。
この歳になって改めてその美しさに気がつけてよかったなあと思う。

そんな農村を時々歩いてみたいと思う。

[おまけ]
そこここに気になる路地があった。
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イギリスの湖水地方を旅していたとき、パブリックフットパスという、散歩用の小道に沢山看板が出ていて、みんなその地図を見ながら歩いていた。

日本の各地にそんな地図ができたらきっと楽しいのにね。

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