森と林業を考える

2012年9月29日 (土)

前編 : 檜原都民の森炭焼き体験に参入 

雨も上がった土曜の朝。
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今日は檜原都民の森で、炭焼き体験をするのでございます!
去年秋、農大オープンカレッジで東京チェンソーズのセミナーに参加したとき、ここで定期的にやるイベントが楽しいと聞き、ずっとチェックしていたのである。

炭焼き小屋前に集合!
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今日の講師、炭焼きの匠  
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ではなく、実はここの職員の方。昔檜原村でお父様と炭を焼いていたという方が本日の講師である。

炭には1週間かけて焼く黒炭と、24時間かけて焼く白炭があるそうな。
本日焼くのは当然白炭。とはいえ、今から焼いては間に合わないので、実は昨日から炭焼き名人のこの方が仕込んでくれていたのである。

まずは窯の説明。
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石を積み上げて蓋をした周囲の壁は、石を砕いて作った粘土でできている。とても固い。ここが炭焼き釜ではイチバン大切だからね。

石をいっこどけていただき窯をのぞく。
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真っ赤に燃え盛る炎。

窯の上に上がると、
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こんな煙突がある。

この煙突には蓋があり、火勢を見ながら蓋を調節して焼き上げていくのだそうだ。
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炭焼きの匠が実演してくださる。  げほげほ むせる匠。。 煙そう。。(キケンでもあるね。)

そうして煙は森にたなびく。
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何ともいえないいい雰囲気。
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匂いをお届けできないのが残念である。

さて、焼き上がりまでもう少しなのでお昼を食べて待つことにする。(森のお昼ごはんは⇒クリック)

もう少し時間もあるので、プチ木工にチャレンジすることにした。
檜原村の檜でキーホルダー作りである。

木を一枚もらったら、色々な型紙でなく型板からまず好きなカタチを選ぶ。
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うーん。。迷う迷う。

で、
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これにしました。

じゃーん。糸鋸でーす。
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中学の頃使って以来かなあー。。

これで板を、ミシンで布を縫う要領で切っていくのである。コツはゆっくりゆっくり切ること。

ちょっと失敗したけど、じゃーん!できましたー!!
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嬉しいけど、余った木を捨てるのもモッタイナイな。

てなことで、余った木で小さいおうちを作りましたー!
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切りあがったのをやすりとサンドペーパーでつるつるにして
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できあがり!! いやいや、なんか楽しくてはまりそう。糸鋸ほしいなあー。。アマゾンでチェックしたら、1~2万円で買えることが判明。しかしそんなにキーホルダー作ってどーすんだっての。。

なんて遊んでいる間にそろそろ炭の焼きあがりの時間です。 後編に続く。

[おまけ]
都民の森で実にみごとな木を見つけた。
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美しいなあー。。。
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思わず見とれて見上げる。
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これ、まだほんの入り口にある木なのである。

軽い登山を楽しめるコースがあれこれある都民の森。
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今度じっくり散策に行きたいなと思うりきまるである。

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後編 : 炭焼きの煙たなびく奥多摩 

窯の前に到着すると、匠が既に入り口の石を外したところであった。
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ごんごん燃えさかるほのお。

手前の炭から掻き出して        掻き出して         
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どんどん掻き出してー           左隅に寄せていきます
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はじける火の粉
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すごい!離れているりきまるにも熱さが伝わってくる。
すっかり寄せたら
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両脇に用意した灰をかけて火を消します。

はい、もう一度。

今度はもっとたくさん掻き出して    
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掻き寄せて
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消します。
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りきまるもやってみたんだけど、もう窯が熱くて熱くて、炭を掻き出すところからまともにできないのである。(しかも掻き寄せるのにすごく力が要る。)

それに火ってすごい。
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普段ガスの炎を見ても感じないけれど、ここには火の神が宿っていることをひしひしと感じるのである。

匠から後光が差して見えるりきまるである。
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炭を出し終わったら、明日の炭焼き教室のために焼き始め。

横に積んだ木を
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窯に放りいれ、
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三又のようなもので立てていく。
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でもこの時点でも窯の中はすごーく熱い。よくこんなちかよれるなー。。炭焼きは火との格闘でもある。

ところでこれって、「おじいさんは山に芝刈りに。。」って話でよくおじいさんが背中にしょってるやつですよね。
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それと、炭焼き小屋に吊ってあったこれ、
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飾りじゃなくて、小枝の焚き付けにして
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窯に火をくべるためのものでした。
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そうこうしている間に炭が蒸らし終わり!
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みんなで袋いっぱいにつめてお土産に頂いた。 R0019378

実はこの窯、年に2日だけ、この体験教室の時に使うのである。昔は毎日炭を焼いていたのだから、窯も温まっていて調子もわかる。

1年ぶりに使う窯は冷え切っていて、今日の炭は失敗と何度も匠は仰るが。。
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なかなかどうして、きらきらと光る素敵な白炭。これで失敗ならば成功した白炭を見てみたい。しかし。。

これは炭つくりの工程。
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昔檜原村は江戸と東京に炭を供給する一大生産地だったので、毎日山中に炭焼きの煙がたなびいていたそうだ。でも今檜原で炭を焼く人はいない。いや日本中でもう炭焼きなんて殆ど行われていないんじゃないだろうか。

バーベキューで、焼き鳥屋で、焼肉やで。炭を消費するけれど、こんなキツくてしんどくて儲からない仕事をする人はいない。
それは色々な場面で見られる現代ニッポンの縮図でもある。

かつて村人は、早朝山に入り自分で木を切り、小屋まで運び炭を焼き深夜家に帰る。だから炭焼きの息子は父親の顔を見ないで育つと言われたそうだ。

大好きな本、『土を喰ふ日々』で読んだ、水上勉氏の父親の話を思い出しちょっと胸が熱くなった。

匠は明日のためにもう少し窯を見てから帰るとのこと。
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今日は本当に貴重な経験をさせてもらったなあー。。。匠に心から感謝しながら帰路につくりきまるでありました。

[おまけ]
ところで火の神をあやつる匠は美味しいものもくれた。
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灰と一緒にアルミホイルに包んだサツマイモを入れていたのである。
ほくほくー。
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蒸し焼きにされたサツマイモの美味しいことと言ったらもう!!

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