« スローな生活のよろこび | トップページ | 今日の畑 »

2014年8月 8日 (金)


伊勢原の畑の草刈りをしていると、つくづく思うのが草花の、戦略的とも思えるしたたかさである。

菜っぱ系の野菜の芽があちこちに出ているのを見て思い出した。
3年前講座でこの辺りに菜種を蒔いたが、思うようにできなかったと以前先生が仰っていた。

恐らくその時は何かの条件が合わなくて、種は発芽に至らなかったのだろう。
でも種はじっと地中にいて、条件が見事合うタイミングを待っていた。そして眠りから自らを解放する。それは菜種だろうと、名もなき雑草だろうと皆同じである。

以前参加した、平塚ゆるぎ地区の講座でも先生が仰っていた。
手入れの行き届かぬ暗い森に、間伐して光を入れると、もう何年何十年と眠っていた昔の野花が再び芽吹きかつての姿に帰っていくそうだ。

不思議な縁で、遂にここで種を蒔き『自分で食べ物を育てる』実験に夢中になっている今の自分なんて、若い頃には想像だにしなかった。でも思い返せば、誰が心にこの種を蒔いたのか今ははっきりわかる。それはずっと昔の子供の頃、父母から受けた教育だ。
自然と共に生き、動物達生き物を大切にすること。食べ物を粗末にしないこと。
あの種が発芽するのに40年かかったのだ。大切に育てていきたい。

そして植物達のように、何度でも復活していくしたたかさと強さを持って生きてゆきたい など、黙々と雑草を刈りながら考えていた。
農は静かな思索を深めるには良い時間である。

|

« スローな生活のよろこび | トップページ | 今日の畑 »

伊勢原自然農2014年」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: :

« スローな生活のよろこび | トップページ | 今日の畑 »