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2012年9月29日 (土)

後編 : 炭焼きの煙たなびく奥多摩 

窯の前に到着すると、匠が既に入り口の石を外したところであった。
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ごんごん燃えさかるほのお。

手前の炭から掻き出して        掻き出して         
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どんどん掻き出してー           左隅に寄せていきます
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はじける火の粉
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すごい!離れているりきまるにも熱さが伝わってくる。
すっかり寄せたら
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両脇に用意した灰をかけて火を消します。

はい、もう一度。

今度はもっとたくさん掻き出して    
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掻き寄せて
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消します。
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りきまるもやってみたんだけど、もう窯が熱くて熱くて、炭を掻き出すところからまともにできないのである。(しかも掻き寄せるのにすごく力が要る。)

それに火ってすごい。
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普段ガスの炎を見ても感じないけれど、ここには火の神が宿っていることをひしひしと感じるのである。

匠から後光が差して見えるりきまるである。
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炭を出し終わったら、明日の炭焼き教室のために焼き始め。

横に積んだ木を
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窯に放りいれ、
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三又のようなもので立てていく。
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でもこの時点でも窯の中はすごーく熱い。よくこんなちかよれるなー。。炭焼きは火との格闘でもある。

ところでこれって、「おじいさんは山に芝刈りに。。」って話でよくおじいさんが背中にしょってるやつですよね。
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それと、炭焼き小屋に吊ってあったこれ、
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飾りじゃなくて、小枝の焚き付けにして
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窯に火をくべるためのものでした。
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そうこうしている間に炭が蒸らし終わり!
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みんなで袋いっぱいにつめてお土産に頂いた。 R0019378

実はこの窯、年に2日だけ、この体験教室の時に使うのである。昔は毎日炭を焼いていたのだから、窯も温まっていて調子もわかる。

1年ぶりに使う窯は冷え切っていて、今日の炭は失敗と何度も匠は仰るが。。
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なかなかどうして、きらきらと光る素敵な白炭。これで失敗ならば成功した白炭を見てみたい。しかし。。

これは炭つくりの工程。
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昔檜原村は江戸と東京に炭を供給する一大生産地だったので、毎日山中に炭焼きの煙がたなびいていたそうだ。でも今檜原で炭を焼く人はいない。いや日本中でもう炭焼きなんて殆ど行われていないんじゃないだろうか。

バーベキューで、焼き鳥屋で、焼肉やで。炭を消費するけれど、こんなキツくてしんどくて儲からない仕事をする人はいない。
それは色々な場面で見られる現代ニッポンの縮図でもある。

かつて村人は、早朝山に入り自分で木を切り、小屋まで運び炭を焼き深夜家に帰る。だから炭焼きの息子は父親の顔を見ないで育つと言われたそうだ。

大好きな本、『土を喰ふ日々』で読んだ、水上勉氏の父親の話を思い出しちょっと胸が熱くなった。

匠は明日のためにもう少し窯を見てから帰るとのこと。
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今日は本当に貴重な経験をさせてもらったなあー。。。匠に心から感謝しながら帰路につくりきまるでありました。

[おまけ]
ところで火の神をあやつる匠は美味しいものもくれた。
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灰と一緒にアルミホイルに包んだサツマイモを入れていたのである。
ほくほくー。
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蒸し焼きにされたサツマイモの美味しいことと言ったらもう!!

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