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2011年9月 5日 (月)

番外編 : 大人の社会科見学

本日のテーマは、平田牧場の加工センターの見学だ。
まずは生肉を形成加工する工場にて、ビデオをを見ながら説明を受ける。

そのあと、防護服みたいな白いスーツに身を包み、
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工場潜入!

まずは真っ二つのぶーちゃん枝肉の保存庫。左、金華豚、右三元豚。
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金華豚は飼育期間が長く体が小さいから、投下したお金(えさ代とかね)に対してとれる肉量が 少ない。 ということで、値段も高くなるという按配で。

肉質を見てみましょう。  これが普通の三元豚。
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こちら金華豚。  ぶーぶー。
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赤身までサシが入ってるのがわかりますなあー。

りき豚  「これは、霜降りが入るような育て方をしているんですか?」

せんせい「いえ、この豚の体質で、同じものを食べてもこの豚はそうなるんです。」

・・・・・

サシの入りやすい体質。。。  そんな体質。。  

他人と思えぬ。(ひっそり涙)

解体ラインでは、黙々とみんな作業。
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人により外す骨のパーツが違うようで、
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『あの骨係 この骨この脂係』。

更に半身を解体する技も見せていただく。
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さしづめ『マグロ解体ショー、豚バージョン。』であるが、スーパーではやらないよね。人は肉を食べるという行為が『殺生』であると認識したくないのかな。

ではマグロは何故残酷に思わないんであろう。

・・・

うーむ。。これはまた別で考察するとしよう。

パッケージエリアにいく。ロースの塊を機械に通すと、
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トコロテンみたいにスライスされ、

パッケージして、
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『豚ロース薄切り』がいっちよ上がり~!
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なる程、こうして自動化してるから、ひとパックがでかいんだな。。(←一人暮らしにはでかすぎであまり買えない。)

お次の見学はハム、ソーセージの加工工場。
でっかい釜に一杯の肉をカッターでわしわし切って混ぜ混ぜするそうだが、
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中に入れる具財はこの程度。しかも人口の添加物はない。
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普通はもっと色々と入れる(中身が密着するようなものも)ので、何倍にもなるそうな。
だから、人口添加物を入れないで作るには肉が密着せず、
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この大きな蓋で中を真空状態にして拡販するとのこと。色々と大変だ。

だけどふと思う。
もともとハムやソーセージって、肉を長期保存するために大昔から作られてきたものだよね。

だからヨーロッパの伝統的な工法で作られれば保存料は必要ないはずじゃないのかなあ。

だとしたら、薄味だったり柔らかかったり。日本人が好む製品を無理して作るから余計なものをたくさん入れ大変な手間をかけたりする必要がでてきたのではないかなあー。

いっそ伝統的な工法の製品に切り替えていったら、余計な添加物や工法もいらず、ローコストで体によいものができるのではないのかなあ。。。むちゃくちや乱暴な考えですけれどねえ。

ソーセージの製造ラインも見学した。
混ぜた具は、羊腸を       このマシンにセットしてつめつめ
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できあがり~。
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そのあと燻製室に入れて、桜のチップで薫煙する。
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安いハムやウインナーは、人口の香りをつけたりするらしいが。。

ふと気になった。桜ってどこで採るんでしょう。

「詳しくはわかりませんが、山とかで間伐材を。」

間伐材で出るのは杉や檜である。山で桜をと言うと。。。

いつかどこかで見た、気高く咲く山桜の姿が頭をよぎった。

健康安全な食べ物を手に入れるため、何年もかけて育ったあの桜の木たちを切らなければならないのか。と思うと、ならば人口の香りでもいいような、とても複雑な気持ちになった。

最後は圃場を見学
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口蹄疫が怖いので、豚舎には入れず遠巻きに見ただけだけど、遠巻きに豚ちゃんも見られて嬉しい。ぶーちゃんすきすき。

そして説明をしてくださった、肥育部門の責任者の方を見て驚いた。去年行った農大の富士農場とか、浅沼ファームの浅沼さんとかにとても似ているのである。

あのやさしげな雰囲気は、畜産に携わり生き物を育てる仕事をしている(たとえそれが屠る目的であっても)人に独特のものなのかもしれない。

一日、飼料生産→肥育→解体→製品化と、豚をめぐる生産の現場を見学。大人の社会科見学は色々と考えさせられることも多い。

そしてこれで終わりにせず、誰かと色々とディスカッションしたい  そんな気になる一日でありました。

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