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2007年1月 3日 (水)

番外編 : MoMAを堪能するの巻

***この番外編は、近代絵画好きのりきまるの覚書です。とっても長いし、個人的な感想の記録なので、興味のない方、先入観なしでMoMAに行きたい方は、下のリンクをクリックして、他の記事に飛んでくださいましー。***

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今回のりきまるがとっても楽しみしていたのは、このMoMA訪問である。
前回来た時は改装中で、クイーンズまで行って、限定版しかないということで諦めていた。

そして初MoMA、大好きな近代絵画を夢中で見まくったりきまる。写真撮り放題、スケッチし放題のMoMAのご好意に甘えた覚書の始まりー。

実はりきまる、あんまりピカソが好きではなかった。
特にさあ、自分の奥さんをモデルにした抽象画。あんな風に書かれたら、私が奥さんなら即日離婚である。

2007_01090158でもこの絵の前では、思わず立ち止まり、見入り、静かに感動していた。

美しいねえ。。。

鏡を通じて向き合う女性。
聖母と娼婦、二つの側面を持つということを暗示しているそうだ。
うんうん。確かにそうかも。



2007_01090162_1 これは、ピカソが、自分にとっての一つの時代に別れを告げる時に書いたものたそう。
真ん中が自分。

つまり、今のりきまるみたいな時期ってことだね。




2007_01090160作者をメモるの忘れちゃった。
でもこの絵の前に立つと、不思議に心が落ち着く。

MoMAのスカイアンブレラというかさを持ってるんだけど。
外側が黒、内側が白い雲が点在する青空という素敵な傘だ。
あれはこれをモチーフにしているのかなあー。



もちろん、近代芸術ゆえ、りきまるの能力では理解出来ないものも多い。

ってさ、あんた。。何。。?    何故これが。。。?
2007_01090163 2007_01090164









有名なモネ、睡蓮の間。

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2007_01090166絵の正面で、両端で、椅子に座り、うっとりと心行くまでながめた。

何故か、唐招提寺に奉納された、鑑真和上像の間、東山魁偉の屏風絵が見たくなった。

モネの他の絵も素敵。
2007_01090167Japanese Footbridgeというタイトルのこの絵。
この人の、こういう情熱的な色使いって珍しいと思うんだけど。。






2007_01090168 アパガンサスという絵。

こちらに向かって、草の匂いを含んだ風が吹いてくるみたいな気がした。


いや~ん。猫が眉間にしわを寄せてるよー。。
ウチの猫達って、りきまるがいなくなって怒ってるよねー。。
と思ったら、
2007_01090174










しわではなく、鳥でした。Paul Kleeという人のCat and Birdですと。

2007_01090177ミロの巨大な絵、The Birth ob the World。
「げー。この絵、嫌い。」と、ろくに見ずに離れたのに、隣の部屋から見たらすごい迫力。
舞い戻りじっくり観察。

ブロンズ像のコーナー。とっても素敵。
暫く回りをぐるぐる回って観察。
2007_01090179

2007_01090180うくく。
おちょぼ口の魚、かわいい。

マジックで目、書きたいな。(コラコラっ!)


今回一番見たかった絵の一つがこれ、マティスのDance。
2007_01090182










これはロシアの金持ちが発注したんだって。
でも冬のロシアでこれ見たら、なんか寒そうー。

2007_01110498ちなみに、今年のプライベート用手帳は、久下久志さんのマンハッタナーズのイラスト付。
これってマティスをモチーフにしてるんだね。
でもこれ買ったとき、まさか自分が新年、NYに行くとは思わなかったよ。

おつぎもマティス。
The Blue Window                           Morrocan Garden
2007_01090183 2007_01090186
左はりきまる的には、『お月見の絵』。右真ん中にいる生き物は、山猿2号だなと。

2007_01090185 マティスの赤って、独特。レンガっぽい色。
あんまり好きじゃなかったんだけど、印象的でこれもいいいかな。

好きじゃないといえば、今回MoMAでは、好きじゃなかった絵がいくつも好きになった。
アンリ・ルソー、The Sleeping Gypsy。
2007_01090204










自分がこの絵の幻想の風景に入り込んでしまいそうな気持ちになる。

2007_01090207これこれ、点描で描かれた海。この人も有名だよね。誰だっけ。

じーっ。。。と見ていたら、何故かここが美術館ではなく、旅先の窓から暮れなずむ海を見ているような錯覚におちいったよ。


絵と額縁の関係にも深く考えさせられた。
2007_01090205 セザンヌの静物画。
この絵、上の茶色い額縁だったら魅力半減である。
誰が決めているかわからないけど、ここでは、額縁のあるなし、額縁のデザインが相乗効果となって、絵そのものを引き立てているのだ。

どことは言わないけど、日本の某企業が所有する美術館に行ったとき、日本の明治時代の農村の風景画や、菊の花の絵に、全部おんなじようなキンキンキラキンの額縁をつけていて、がっくりしたことがある。

文化を育むには、年季が入るのだな。

2007_01090212さくさく行こう。

きゃー。まぶしい!っと思った絵。
イタリアのBallaという人の、Street Light。










2007_01090188_1クリムトの風景画。

クリムトってこんな絵も描くのね。

以前よく行った、調布の野川公園に似てる。







2007_01090189 このあたりから、夏の涼しい風が吹いてくる感じ。






そして、一番気に入ったコーナー。
ゴッホとゴーギャン。
ゴッホの激しい絵2枚の両脇に、ゴッホを見守るように、ゴーギャンの優しい絵がかけられているのだ。

ゴッホ、荒れ狂う熱情。
2007_01090193 2007_01090195










両脇で、彼を見守るようなゴーギャンの優しい絵。
2007_01090199_1 2007_01090192 

2007_01090201 独特なカンバスのタッチを撮ろうとしたんだけどな。。

ゴーギャンは、物事の明るい部分を見ようとしていた人だったのかもと勝手に思った。
実は貧困うずまく、全く楽園などではなかったタヒチ。
なのに、そこで描かれたゴーギャンの絵は、どれも明るく優しい。

精神的に不安定なゴッホは、ゴーギャンが大好きで、とっても必要だったのかも知れないなあ。

私にもいるもの。私の明るい部分を引っ張り出してくれる友人。その人といると、明るい自分になれる。そんな人。

二人は別かれてから永遠に会うことはなかったのだけど。こうして絵を一緒にかざっていると、なんだか『お墓だけは一緒にしてあげた』ような温かさを感じたのだった。

まだまだ気に入った絵があったんだけど、この辺でおしまい。

1フロアだけでくたくた。
でも建物もスタイリッシュでとっても素敵。
2007_01090219_1










次回NYに来た時も、また来たいな。そんな魅力満載のMoMAであった。

2007_01090214[おまけ]

マティスの水浴という絵。

これを見たら、たこ八郎を思い出したよう。

海水浴行って死んじゃったんだよねえ。。

たこちゃん、好きだったんだけどなあー。

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コメント

うわ~~なんだか、私もMOMA行ったみたいな気分!
ありがとうございます、りきまるさん♪
あ~~何度でも行きたいNY!しかし!
アルコールが有料のコンチネンタル(でしたっけ?)はやめとこ~っと!
ただ酒じゃないヒコーキは、いやだ~~(>_<)
にしても、すばらしい年明け、おめでとうございます~♪

投稿: しるこ | 2007年1月11日 (木) 09時37分

しるこさん、
喜んでいただけて嬉しいです。(^^)
ほんとにNY、いいですよね。
毎日アップしながら、もう行きたくなっている自分がいます。

酒有料のいか、ギリギリでどのフライトも満杯の中、コンチネンタルだけ押さえられたんですよー。やっぱりタダ酒あっての飛行機ですよねえ。

投稿: りきまる | 2007年1月12日 (金) 07時17分

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