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2006年12月15日 (金)

番外編:猫は飼い主を自分で決める 山猿1号の場合

今日は山猿1号がうちに来た日であった。
さて、山猿1号は、いかにしてりきまるんちを選択したのであろうか。

*********
今から4年前の冬。りきまるはでっかい失恋をしていた。
職場では大きく体制がかわり、その部門方針になじめずにいた。
公私にわたる喪失感。

もうひとつ問題があった。
一人っ子のおぼっちゃまくんは大変遊び好きな猫で、とにかくりきまるが帰ってくると、ひとしきり遊んであげないと気がすまないのである。
たまにならいいけど、仕事が忙しいと本当に大変。

「これ、その頃の僕?」  「そうだよ~。」
2006_12250291うーん。。やっぱり兄弟がいたほうがいいんだろうなあー。。
でも多頭飼いは相性が悪いとサイアクだって聞くしなあー。。
と、今まで迷っていた。

が、子猫の存在はきっとりきまるの心の穴を埋めてくれるだろう。

丁度そんな決心した頃、実家近くの獣医さんに、先生の知り合いの野良猫ボランティアの里親探しサイトを教えていただいた。(結果的には間違えて違うサイトでみつけたのだが。)

ネットには里親を探すかわいい子猫があふれている。
うーん。。
こうやってまるでネット通販みたいに猫を探すのってどうなんだろう。。などと思いながら眺めていた。

その時、一匹の猫にくぎ付けになった。
『くりくりお目目の女の子』というタイトル。でもかわいいと言うより、でっかい目には、恐れの感情が浮かんでいる。

説明はこんな感じだった。
「多頭飼い向き。人間をとても怖がります。人間が好きな猫と一緒に暮らして、同居猫を通じて人間に慣らせてあげてください。」

なんだかこの子が忘れられなくなって、ボランティアさんに連絡をとり、お見合いに伺った。
板橋のボランティアさんのお宅には、4匹の猫がいた。1号はその子たちに囲まれて、風邪の治療と『人間に慣れる』訓練の真っ最中であった。

「この子のお母さんは、元々は飼い猫だったのですが、妊娠したので捨てられてしまったようなんです。子供は2匹でした。母猫と女の子一匹ををまず保護。この子はなかなかつかまらなくて、だいぶたってから、自販機の下で暖を取っていたところを引っ張り出したんです。」

「がりがりに痩せて、今まで見たことないほど蚤がたかってました。ひどい風邪を引いていたのですが、やっと治ってきてます。」

「この子達のいた公園付近では、丁度最近猫の虐待がありました。この子はそれを見てしまったのかもしれませんね。全く人間に慣れていませんよ。いわゆる子猫を飼う楽しみは持てないかもしれません。それでもいいですか?」

1号に近寄ると、部屋の隅に逃げて、お坊ちゃま君似の猫に助けを求めていた。

りきまるに向かって「シャーッ!」と言った。でも引っかいたりはしない。
首の後ろをつかんで膝に乗せてなでると、身を堅くしてじっとしている。ボランティアさんが、「りきまるさん、大丈夫そうですね。」と笑顔で言った。

「お姉ちゃんちの子になる?」
なでながら聞いた。
これ以来今に至るまで、りきまるは一度も1号をだっこできないのである。今思うと不思議だ。

こうして1号はりきまるのうちの子になった。
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このあと、おぼっちゃまくんと仲良くなるまで、ものすごく大変だったんだけど、その話はまた今度ね。
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「おねえさん、昔話?」  
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「うん。1号ちゃん、ウチに来てくれてありがとね。」

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コメント

ちょっと落ち込んで疲れて帰って、このページをみたら、なんかウルウルきてしまいましたぜ。
動物や子供に癒されって本当なんですね。1号チャン、よいお母さんにめぐり会えてよかったね。

投稿: たまきち | 2006年12月26日 (火) 00時54分

たまきちさん、
お疲れ様です!(りきまるは月曜、有給でした。怠惰な生活継続中。)
ほんとに、動物っていいものだと思います。私は1号を助けたようで、実は自分が救われたんだよなあって思います。

投稿: りきまる | 2006年12月26日 (火) 05時21分

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